XMは、FX通貨ペアやCFD商品等、多様な銘柄を提供している。
これらの銘柄を取引する際、実際にどれ位の証拠金が必要となるのか、各銘柄ごとの必要証拠金の計算方法を把握しておくことが重要となる。
また、XMで提供する全銘柄の「必要証拠金一覧」を参照すると、最低どれくらいの金額から取引開始できるかの目安がひと目で分かる。
大きな取引がしたいがまとまった資金が手元にないというトレーダーは、XMの魅力の一つ、最大1000倍のハイレバレッジ取引を利用しよう。
XMの最大レバレッジ1000倍を活用することで、証拠金を低く抑えて取引することが可能だ。
証拠金の概要と計算方法がよく分からない人は、ぜひ本記事を最後まで読んでほしい。
目次
★証拠金とは?
証拠金とは、一定量の取引をするにあたり最低限必要となる資金のことを指し、この証拠金を担保として取引をすることになる。
そのため、証拠金が不足していると、新規のポジションを持つことはできない。
さらに、相場の急変によって証拠金不足になってしまうと、保有しているポジションをクローズ(決済)する必要が生じる。
これらを回避するため、取引口座の証拠金は常に余裕を持って資金管理しておくことをおすすめする。
XMは、提供している全ての銘柄において「必要証拠金<余剰証拠金」となる場合のみ、新規でポジションを保有することが可能である。
また、同じロット数で両建て取引を行う場合、FX通貨ペア、金(ゴールド)および銀(シルバー)については、両建てポジションの必要証拠金はゼロとなるため、証拠金維持率が100%以下でも気にすることなくポジションを保有することができる。
その他の銘柄では、両建てポジションの必要証拠金はゼロにはならず、買い注文もしくは売り注文の片方のみの証拠金が必要となる。
尚、両建て取引においても「必要証拠金<有効証拠金」となる場合のみ、新規でポジションを入れることが可能だ。
★有効証拠金
有効証拠金とは口座残高に未実現の損益(含み益、含み損)を加えた証拠金残高のことをいう。
ロスカット(強制決済)の判断をする場合等に、この有効証拠金を用いて計算する。
未実現の損益を加味するため、含み損が増えると、有効証拠金が減る。
当然、余剰証拠金の割合も低下するので、新たに取引できる量が減ったり、ロスカットされるリスクが高まるのだ。
★必要証拠金
必要証拠金とは、取引をする際に必要な1通貨あたりの証拠金のことで、取引必要証拠金は、取引する際に最低限必要な金額(担保金)を指している。
★余剰証拠金
XMの余剰証拠金とは、有効証拠金から必要証拠金を引いたもので、新しいポジションを建てたり、保有ポジションを維持するために利用可能な金額となる。
そのため、余剰証拠金が多いほど、証拠金に余裕を持ってトレードできている証拠となる。
★証拠金とレバレッジ
証拠金とレバレッジは密接な関係にあり、高いレバレッジをかけることで少ない証拠金で取引を開始することが可能となる。
例えば、通常USD/JPY(米ドル/円)が1ドル=100円の時に1万通貨(0.1ロット)取引するには、単純計算で100万円の証拠金が必要である。
しかし、100倍のレバレッジで取引した場合の証拠金は1万円に、1000倍のレバレッジで取引した場合の必要証拠金は約1000円となる。
XMでは、1:1~1:1000倍の幅広く柔軟なレバレッジを提供しているため、選択するレバレッジによって、同じ0.1ロットの取引でも必要な証拠金は大きく異なる。
XM特有のハイレバレッジを活用することで、手元資金が少なくても、大きな金額の取引を行うことができる。
★証拠金がマイナス残高になった場合
XMの最大の魅力でもあるハイレバレッジを活用して取引をしていると、レートの急変動によってロスカット処理が間に合わず、証拠金がゼロを下回り大きなマイナス残高となってしまう場合がある。
しかし、XMでは追証が発生しないゼロカットシステムを採用しているので、そのマイナス分は負担する必要がない。
マイナス残高は、次回の入金時にゼロにリセットされ、入金額は全額口座に反映される。
追証を支払う必要はなく、口座残高(入金額)以上の損失を被ることはないので、安心してトレードできるのだ。
尚、強制ロスカットの指標となる値は、「証拠金維持率」になり、具体的には以下の計算式で算出することができる。
証拠金維持率(%) = 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
XMでは証拠金維持率が20%を下回ると強制ロスカットが発動する。
しかし、その前段階で、証拠金維持率が50%を下回るとマージンコールが発動しますので、強制ロスカットを回避するために、追加入金をして証拠金を増やしたり、ポジションの一部を決済したりするなど早めに対処頂くことをおすすめする。
★XM FX通貨ペアの証拠金計算方法
XMで提供しているFX通貨ペアの証拠金の計算方法は、次のとおりだ。
取引量 ÷ レバレッジ × 現時点のレート(*)= 必要証拠金
仮に、スタンダード口座でUSD/JPY(米ドル/円)が110.37円の時に0.01ロット(=1000通貨)取引する場合の必要証拠金は、以下の計算式にて算出できる。
1000通貨 ÷ 1000倍 × 11037円 = 110.37円
尚、XMスタンダード口座、XMマイクロ口座、XMKIWAMI極口座のレバレッジは最大1000倍、XMゼロ口座は最大500倍となり、通貨ペアによっては一部、レバレッジが制限されている銘柄もある。
また、スタンダード口座、KIWAMI極口座、ゼロ口座の1ロットあたりの通貨単位は10万通貨となりますが、マイクロ口座は1000通貨となるので注意しよう。
XMは、取引の度に手動で計算を行わなくても済むよう、FX通貨ペアについては「XM 証拠金計算機」を使用することができる。
この「XM 証拠金計算機」を利用することで、誰でも簡単に必要証拠金を計算することが可能だ。
★XM株価指数CFDの証拠金の計算方法
XMで提供している株価指数CFDの証拠金の計算方法は、次のとおり。
ロット数 × 契約サイズ × オープン価格(*) ÷ レバレッジ
株価指数CFDのレバレッジは口座タイプや証拠金残高によって変化せず、銘柄毎に固定されている。
基本的に、レバレッジは一律100倍となりますが、HK50CASH(HSI)は66.7倍、GER40(DAX)、JP225(Nikkei)、UK100(FTSE 100)、US100(NASDAQ)、US30(Dow Jones)、US500(S&P 500)は先物と現物共に500倍となるので注意が必要だ。
★XM 貴金属CFDの証拠金の計算方法
XMで提供している貴金属CFDの証拠金の計算方法は、次のとおりだ。
ロット数 × 契約サイズ × 市場価格(*) ÷ レバレッジ
GOLD(金)とSILVER(銀)の証拠金は、XMの証拠金計算機を利用することで簡単に算出することが可能である。
金と銀のレバレッジは、最大1000倍で証拠金残高によって変動しますが、PALL(パラジウム)とPLAT(プラチナ)のレバレッジは固定で22.2倍となる。
★XM エネルギーCFDの証拠金の計算方法
XMで提供しているエネルギーCFDの証拠金の計算方法は、以下のとおりだ。
ロット数 × 契約サイズ × オープン価格(*) ÷ レバレッジ
エネルギーCFDのレバレッジは銘柄によって異なります。BRENT、OIL、OILMnのレバレッジは66.7倍、GSOIL、NGASのレバレッジは33.3倍に固定されている。
★XM コモディティCFDの証拠金の計算方法
コモディティCFDの証拠金の計算方法は、次のとおり。
ロット数 × 契約サイズ × オープン価格(*) ÷ レバレッジ
コモディティCFDのレバレッジは、全銘柄共通で50倍となる。
★XM 仮想通貨CFDの証拠金の計算方法
仮想通貨CFDの証拠金の計算方法を以下に掲載する。
ロット数 × 契約サイズ × オープン価格(*) ÷ レバレッジ
仮想通貨CFDのレバレッジは銘柄によって異なる。BTCUSD、ETHUSDは最大レバレッジ500倍、その他のビットコイン、イーサリアムのペア、リップル、ライトコインは最大レバレッジ250倍、その他のアルトコインは最大レバレッジ50倍で取引できる。
★終わりに
どうだっただろうか?
計算方法に関する理解が深まっただろうか?
しっかり覚えてたくさん儲けようではないか。